10本目
離煙パイプ10本目。
ニコチンのカット率30%。
離煙パイプの良いところは「進んでいる感」があることだと思います。
ゴールが見えているし、日ごとにパイプのNo.を替えて持ち歩くだけでそのゴールに近づいていく。
禁煙に近づいていることを数字で実感することができる。
と、ここまで色々と離煙パイプを肯定してきたけれど、
もちろん「離煙パイプを使うネック」もある。

家でならともかく、外で吸う場合、どうしても「パイプを付けて吸って」いると人目を気にしてしまいます。
1.パイプをはめた状態のタバコ
そんなに恥ずかしく思う必要はないのかもしれない。
例えば会社の喫煙所なんかで知り合いに会ったとしても、
「何それ?」
「いやぁ、禁煙しようと思って。このパイプを付けたらニコチンをカットできるんだよ。(以下、離煙パイプの説明)」
「へぇ、それ何かいけそうだね。禁煙できたら教えてよ」
なんていう話になるだけで、同じ人に二度目会っても、
「どう? 今何%くらいまでいってるの?」
「30%カット。順調だよ」
で済む。
知り合いじゃない他人から見ても、そんなに気にならないだろうとは思う。
実際に僕が離煙パイプを知らなかったとして、
離煙パイプを誰か他の人が使っているのを見ても、
「根元まで吸うための喫煙グッズかな?」程度に思うだけだろう。
それでも離煙パイプを付けてタバコを吸っているとどうも引け目を感じてしまう。
もともと格好つけたくてタバコを吸い始めた人間だから、どうも「そんなのは粋じゃない」と思ってしまう。
でも良くなるためにはこれくらいのことは我慢しないといけない。
僕は一時期歯の矯正をしていたのだけど、矯正を始めてからブラケットが取れるまで三年かかった。
矯正して「見た目を良くする」というのが何よりの目的だったのに
矯正期間中は歯に器具を取り付けるため、一時的に逆に見た目を悪くしてしまう。
途中で6ヶ月間ほど上の歯と下の歯にゴムを引っ掛ける行程があって、
その期間中は人前で口を開けるのも憂鬱だった。
でも、その対価として得られた成果はかけがえのないものだった。
何かを得るためには何かを犠牲にしないといけないことがある。
思えば、タバコにパイプを付けて吸うことくらい、
歯の矯正に比べれば何てことはない。
期間的にも、たったの41日間で済んでしまう。
これくらいのこと、我慢しないといけないだろう。

